ユルドル・レクイエム

（作詞：今井晴香　作曲：服部圭郎）

 

卒業コンサートの前々日に服部がメロディー案をギターとピアノでつくり、今井に歌詞をお願いして、前日に今井が作詞をして急遽、作成した曲。ユルドルらしくない、非常に陰鬱とした曲である。今井の作詞能力の高さが実感できる。ただのお笑い軍団では、ユルドルがないことを知らしめる曲ともいえるであろう。

 

どちらつかずの曖昧さ

今年もこの季節がくる

 

4色のTシャツは

いつの間にか色あせていた

 

あなたはどこへ行くのだろう

なにを守ってゆくのだろう

こんなに短い時の中で

何かをみつけたかな

 

途方のない暗雲の中で

光差す瞬間がある

あなたにも見えただろうか

最後まで聞けなかったな

 

わたしはどこへ行くのだろう

不確かなもの頼りにして

なにを得られてなくすのかも

わからぬまま歩いてゆく

 

耳をすまして 目をこらして

光を信じて

 

はらり 雪がおちてく